シニアライフ徒然草

長く同居してきた母娘の、施設入居が難しい理由

今回のご相談は、ケースワーカーさんからのお問合せでした。ご対象者様は、70代後半で自立されているお母様と、50代でパーキンソン症候群による身体障害をお持ちの娘さん。お二人での入居をご希望とのことで、ご案内することになりました。

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車いすの50代の次女様を介護する、高齢のお母様

2015年11月にご連絡をいただき、当初はあまり本格的に施設を探すのではなく、高級な施設があるかどうかのお問合せでした。提案施設を決める為に詳細を伺いましたが、お二人は同居されており、身体障害者で車いすの50代の娘様を、ご高齢のお母様が介護されているとのこと。

数年前から数件の施設資料を取り寄せてご覧になっているようですが、訪問介護や訪問診療などを利用しており、周囲から介護施設の悪い情報しか聞いていなかったので、あまり積極的に探すことはしてこなかったようです。

ご自宅はマンションで、ご予算はあるとのこと。しかし、2人ご一緒に入居ができることが条件で、この段階でご案内できる施設がなく、施設ごとに相談するしかありませんでした。


パーキンソン症候群を発症し、介護が必要になった次女様

元々、娘様は健常者で会社を経営されておりましたが、※パーキンソン症候群に罹り、会話や歩行が困難になってしまいました。
リハビリでなんとか、手で物を握ったり、持ったりすることができるようになっていますが、会話は主に筆談で、お母様が介護をすることに限界を感じておられ、喧嘩することも多いとのこと。

幸い、物事の認識や判断は健常者の方と同様に問題なく、収入もあるので、お二人の生活費などはお嬢様の収入で賄っています。

今後、施設入居を決めた場合の費用も娘様が負担されるので、キーパーソンは娘様ということになります。

※パーキンソン症候群とは、パーキンソン病とは違い、パーキンソン病以外の原因で、パーキンソン病と同じような症状を起こす病気を総称してパーキンソン症候群と呼びます。

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介護の限界を感じながらも入居に前向きではないお二人

まずは数施設に相談して、入居の可・不可を確認しましたが、対象のお二人が施設入居には前向きではなかったので、数か月様子を見ることになりました。

2016年に入り、ケースワーカーに数回ご様子を伺いましたが、これといってお気持ちに変化はありませんでした。しかし、4月にご連絡してからは、ケースワーカーからの勧めもあったからか、お二人のお気持ちに変化がみられ、まずはケースワーカー2名と私の3名で、1施設見学することになりました。


条件に合いそうな施設を見学してわかった問題点

その後、同時に検討されていた施設も見学することになり、別室での入居をお勧めしつつ、対象者のお二人もご一緒に2件目の施設をご見学しました。
2件目の施設は、同敷地内に自立の方専用の建物と介護棟が分かれて建っており、行き来できる環境なので、娘様が介護棟に入られてもお母様と会えるという点で、ご案内いたしました。

しかし、介護棟には80代から90代の方が多く、会話の困難な認知症の方が大半で、娘様がここへ入居したことを想像すると、やはり施設への入居は難しいと思わざるを得ない問題点が明確に見えてきました。

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介護が必要でも介護認定が取れない、という現実

お母様は自立されており、自由に生活したい半面、娘様はまだ50代という若さにもかかわらず、障害のために介護が必要なお身体。
さらに、娘様の身体状態は特定疾病には該当せず、介護認定が取れないという現実がありました。つまり、お母様は施設の利用料に基づいてお支払いすることになりますが、娘様は50代で介護認定がない為、特例として莫大な費用が掛かってしまいます。

お二人は経済面では全く問題なく、高級感のある施設をご希望ですので、高額な費用が掛かる至れり尽くせりの施設でもご紹介はできたのですが、お二人の身体状況に差があり、現実的に同室への入居が難しく、入居できたとしても別室になってしまいます。

さらに、障害がおありでも認知症の症状はなく、相槌や筆談での会話ですが、意志の疎通に全く問題はありません。ですから、その状態で介護専用居室や、介護施設にご入居いただくことは、娘様にとってとても辛い事と気づきました。


お母様の入居に絞って検討しても決断できず…

以上の問題点から、お母様だけでも環境を変えてはどうかという方向で話が進み、3件目の施設をご見学いただくことになり、お元気な方が多く入居されているシニア住宅をご覧いただきました。

結果的に、どのお部屋にするかも具体的に絞ってお話を進めさせていただきましたが、やはり何年も娘様と一緒に生活してきたので、離れて生活することが想像できず迷われており、決断できず今に至っています。

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伊藤 めぐみ
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