シニアライフ徒然草

2年間で50件の見学、いろいろと検討しすぎた結果は?

ご相談を頂く方の中には、何年もの期間ご自身で様々な老人ホームをお探しになっているケースがございます。まだお元気な頃から将来に向けて、じっくり時間をかけて終の棲家になる場所を探される場合、気を付けなければならないのは、その時に良いと思う老人ホームを見つけても、いざご自身がご入居しようと思った時に、お部屋の空きがない事があります。また沢山のホームを見すぎて、最終的に選べなくなってしまう事などもよくあるケースです。

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最初は関西有料老人ホーム紹介センターにご来社されました

初回のご相談は、当センターへご来社いただいての相談でした。
ご相談者様は、ご年齢が70代後半の女性で完全に自立されており、お子様はおられず、ご兄弟が他府県に在住とのことです。
「そろそろ終身安心して暮らせるホームに入居したい!」元気なうちに自分で自分のことを決めたい。という思いがあったので、自分で色々と見学をして回ってみたが、要望に合うホームがないので、他に提案してほしいとの内容でした。


お子さんもなく、自分で自分の老後を決める強い意志

詳細をお聞きしてみると、70代半ばの頃から積極的に老人ホーム探しを開始されたとの事です。
とにかく色々と勉強しておいて、今後に備えておきたい気持ちが非常に強かったとおっしゃっておられ、新聞の広告などを観る度に見学会に参加され、パンフレットの請求をして研究されていたとの事です。
約2年間で見学されたホーム数は50件以上になっており、介護の方しか入居できないホームや希望条件に合わないホームも含めて、とにかく見学してみたい、とありとあらゆるホームの見学に行かれていました。
正直これだけの件数を見学された事に驚きました。

しかし、色々と見学し過ぎてしまった事によって、それぞれの特徴や肝心のサービス内容など、細かな点がわからなくなってしまっており、さらには、他にもっともっと要望に合うホームがあるのではないか?との疑問を持っておられました。


多数見学をしすぎて、細かな内容がわからなくなるケース

色々なホームの見学をすることは非常に重要で良いことなのですが、あまりにも多数のホームを見学してしまうと、特徴やサービス面等々の細かな点を覚えることは難しくなります。まずは原点に戻り、ご自身の希望条件の整理から始めることにしました。

・居室の広さは50㎡前後で南向き限定
・出歩きたいので、駅前立地orバス等での利便性の良い住環境
・終身安心して暮らせる介護・医療体制
・高所恐怖症なので、低層階のフロアがいい
・ホーム自体の築年数が10年以内
・毎朝散歩をしたいので坂道のない環境がいい


聞けば聞くほど希望の条件が出てきて止まりません…。 当然のことながら、希望の条件を100%満たす老人ホームは御座いません。

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条件の優先順位を決め、再度見学を!

そのお話しをお聞きした上で、ご相談者様にも、しっかりとその点をお話させていただき、優先順位を決めていただきました。

あとは予算面やサービス面などの細かな点をご説明した上で、候補を絞り込んでいきました。
今まで見学した事のないホームを期待していたとの事ですが、お元気な方が入居するホームは全体的に件数が少ない上に、新築作られるホームが少ないのが実情です。
結果的には、絞り込んだ候補は以前見学した事のあるホームでした。そして見学した当時の印象をお聞きすると、あまり覚えていないとの事でした。

今回は、キチンとご希望条件を整理して絞り込んだ候補なので、再度見学しましょうとお話し、3件の見学にお連れさせていただきました。

ご見学頂いた結果、3件のうち1件を気に入ってもらう事ができました。ただ一点、お部屋の向きに問題がありました。ご本人様に強いこだわりがあり、「南向き」に関しては絶対に譲れないとの事でした。

考えることは皆様同じで、南向きの居室は非常に人気です。気に入られたホームも同様で南向きの居室には空室がありませんでした。
「他の向きのお部屋は絶対に嫌!!」との事で、南向きの居室が空くまで待つことを選択されました。

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部屋の向きが妥協できず、一年間待ってやっと入居かと思いきや…

そして1年近く経った頃に、やっとその老人ホームから「南向きのお部屋に空きが出た」との連絡がありました。
そのご連絡を受けて、きっと喜んで頂けるという想いをもって、再度ご見学にお連れいたしました。

結果は・・・・。

高所恐怖症なので、もう少し低層階であれば、と。少し考える時間がほしいとの事です。
即決せず、1週間の猶予期間を持って仮申し込みをして頂き、正式なお返事を待つ事にしました。

そしてご返事の期日の一週間が経ち、最終のご返事は「今回再度見学した居室で話を進めてほしい」とお返事を頂戴しました。

しかし・・・お話しはすんなりとはいきません、実は大きな問題が待ち構えていました。

「引っ越しの準備」「荷物の整理」です。
通常、今住んでいるご自宅からホームに転居する際、お部屋の広さは狭くなります。
したがって、今現在のご自宅でのお荷物を、そのまま全部持ち込むことはまず不可能です。
実際に入居する居室は決まったものの、何を持ち込むのか、「思い出の品がたくさんあるので、何もかも処分することはできない」など悩ましい問題が出てきました。

しかし荷物の整理をしないと先には進めません。
キチンと身辺整理をしないといけないので、入居に関しては6ヶ月くらい先にしてほしいとご本人様より申し出がありました。

ご自宅を行ったり来たりしながら、徐々に荷物を処分する事を提案しましたが、キチンと整理をしてからでないと気持ちも落ち着かないとの事でした。

通常は老人ホームに入居する際は、気に入ったお部屋が見つかると、体験入居から仮申し込み、そして本契約、入金と、仮申し込みをして、保証人、身元引受人、診断書などの必要書類の手配など、仮申し込みからご入居までのプロセスは、2週間から1か月というのが普通です。

一般的にはご入居までのプロセスとして、その程度の期間を想定するのですが、今回は6か月です、通常であれば老人ホームからはそのような条件だと断られてしまうケースです。

しかしその点をについて、今回は何とか老人ホーム側のご厚意により、入居日は6ヶ月後を目途に正式に話を進めていくことになりました。

やっとです・・・。



これで一件落着かと思いましたが、最後に大事件が起こってしまいました。

ある日、他府県にお住いのご本人様のご兄弟より連絡をいただきました。

「孤独死していた…」との連絡でした。


6ケ月後の入居を目前に、予想外の孤独な最期

とてもお元気な方だったので、まさか・・・。と思いましたが、ご兄弟も突然の事だったので混乱されていました。聞くところによると死因は突然の心筋梗塞だったそうです。

ご兄弟も他府県に在住だったのでわからなかったそうですが、何度電話をかけても電話に出なかったので、「おかしいな??」と思い、管理人さんに連絡すると応答がないとの事で、急遽警察を呼び対応してもらうと倒れていたそうです。心筋梗塞になってから3日程経過していたようです。

あまりにも唐突なことで未だに信じられないご相談ケースでした。

老人ホームの入居タイミングは非常に難しく、いつ入居するのがベストタイミングなのか、とても判断に迷います。
しかしながら、突如、色々な病気になってしまったり、不慮の事故が起こる可能性もあります。「たられば」の話しですが、あの時、居室の向きを妥協すれば良かった、ホームに入居しながら身辺整理をすれば、と悔いの残るご相談ケースでした。

1年近くの期間、ご相談にのらせて頂き、色々なお話しをさせて頂いていただけに、このような結果になったのは非常に残念ですが、今は心よりお悔やみを申し上げたいと思います。

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記事 関西有料老人ホーム紹介センター 北野優

北野 優
介護施設で働いた経験があり、その経験を活かしご相談者様の目線に立ったきめ細かい相談を心がけています。 多くの皆様からのご相談に丁寧にご対応する事を信条にしています。
関西有料老人ホーム紹介センター【月〜金】10:00〜18:00【土】10:00〜17:00 ※日祝は休み 関西・中四国エリア 0120-65-6774【通話料無料】