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  • 老人ホームは入居者が一杯で、なかなか入れないという都市伝説!?

老人ホームは入居者が一杯で、なかなか入れないという都市伝説!?

よく世間一般には「老人ホームはどこも一杯で入れるところがない」という話をお聞きします。しかし現実は、老人ホームという括りであれば、一種の都市伝説のようなお話しで、現実には直ぐにご入居が可能な老人ホームはあります。今回はその点についてご説明します。

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特養だけが老人ホームじゃない!

ひとくちに老人ホームを選ぶといっても、老人ホームにも様々な種類の施設があります。 過去の記事でも何度か書いていますが、世間一般的に「老人ホーム」と言われ、皆さんが認識している施設は、多くの方が「特別養護老人ホーム」通称:特養(正式名称を:介護老人福祉施設 といいます)を指しています。

普段のご相談業務以外でも、プライベートの知人がよく言っているのは「老人ホームって、何人も空きを待っている人がいて、なかなかは入れないんだよね?」という意見を耳にします。

しかし、現実はどうなのか? 確かに、特別養護老人ホームに入るために、順番待ちをされている方が多いのは事実です。 では全国的に見てもそうなのでしょうか?または特別養護老人ホーム以外の高齢者施設も同じように、入居待機者が多いのでしょうか? その答えは、NOです。

そもそも、老人ホームと一般的に言われている施設は、特別養護老人ホーム(特養)だけではありません。
介護元年といわれる、2000年から介護保険がスタートして以来、わが国には様々な高齢者施設があります。
介護保険3施設と言われる
特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
老人保健施設(通称:老健)
介護療養型施設(通称:療養型)

その他に、民間企業が運営する有料老人ホーム
介護付き有料老人ホーム(介護付きホーム)
住宅型有料老人ホーム
健康型有料老人ホーム(自立タイプ)

老人ホームと言われる中には
経費老人ホームケアハウス)などもあり
認知症対応型共同生活介護グループホーム)なども、施設系介護事業所と言われます。

ここまでは、少し詳しい方だとご存知だとは思いますが、ここ数年新たにできた施設系サービスでは、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)というのもあります。
中でも、介護付き(特定施設)サービス付き高齢者向け住宅、自立の方向けサービス付き高齢者向け住宅訪問介護併設のサービス付き高齢者向け住宅や、小規模多機能施設などと言われる介護保険施設もここ数年で一気に増加しています。


病院とは違う、高齢者入居施設

ご相談者様の中には、高齢者施設=病院と同じ という認識をお持ちの方も実は沢山いらっしゃいます。
特養や介護付き有料老人ホームには、ヘルパーさんも看護師さんも働いておられるので、初めて老人ホームを探そうという方には、病院と同じ様に見える方も少なくありません。

しかし、ハッキリと申し上げます。
老人ホームは病院とは全く別物です。

病院に入院していて、退院後に老人ホームのご入居をご検討される際に、老人ホームに入居しても、病院と同じように看護師さんが身の回りの世話をしてくれて、毎日ドクターが診てくれると思われている方も多いのです。


老人ホームを選ぶ際に、失敗するケースあれこれ

私どもには「いま老人ホームに入っているけど、別の老人ホームに移りたい。」というご相談も頂きます。なぜそのように思われたのか・・・。

・思ってたのと違った。(サービス内容や暮らし)
・安かったので値段だけで選んでしまって希望するサービスが受けられない。
・最初に訊いていた値段より毎月高く請求される。
・家族の住むところから遠い場所を選んでしまってので、家族が面会にきてくれない。
・ごはんが美味しくない。(口に合わない)
・他の入居者の人と仲良くなれない。
・周囲のご入居者の方が認知症の方がお多く、精神的に参ってしまう。

などなど、その理由の千差万別です。

しかし元を辿ってみると、そのミスマッチの原因は同じ理由なのです。
それは、老人ホームなどの高齢者施設を選ぶ際に、ご本人の希望だけ、もしくはご家族の希望だけで選択していないでしょうか?

老人ホーム選びには、様々な要素があります。 費用の事、ご入居される方のお身体のご様子、場所、日常的に必要するケア、必要な医療処置。
簡単に列挙すると少なくともこれ位はあります。

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老人ホーム選びの失敗例のいろいろ

失敗実例とともに、1つひとつ検証してみましょう。
費用の事
これは非常に大切なポイントです。 有料老人ホームを例にとると、費用はとても複雑です。 まず、有料老人ホームには入居時費用や(入居金)と言われる費用があります。よく一般の方は、頭金と言われますが、正式には頭金という表現は間違いです。

入居時費用の詳細については、ここでは省略しますが、簡単にいうと前渡し賃料であったり、終身利用権であったりします。
この入居時費用、実は非常に金額に幅があります。 入居時費用だけを見ると、0円(実質的に入居時にまとまった費用を支払う必要がない)というプランから、首都圏では最高6億円以上もするホームまであります。

よくご相談者様からは、「いったいその金額の差は何が違うの?」とご質問を頂戴します。 ここでいう、入居時費用の0円とは、もともと低価格設定の老人ホームもあれば入居時費用を0円にする代わりに、月々の費用を高く設定するプランを用意している老人ホームもあるのです。

入居時費用を説明する前に、老人ホームでご生活を頂くには、毎月の費用も必要になります。
これは通常の賃貸住宅の場合に発生する、家賃や管理費は勿論ですが、毎月の水光熱費、食事にかかる費用などが含まれています。
そして老人ホームに支払う、毎月の費用(月額費用)とは別に、医療費や介護保険サービスを利用する際の自己負担(1割~2割)、消耗品(おむつやトイレットペーパー)なども必要になります。


入居時0円のヒミツ

入居時費用0円と数億円の違いは何か、わかりやすく言うと高級な老人ホームか、庶民派のリーズナブルな老人ホームなのか、という違いです。
もう少し具体的にいうと、超高級なホテルに宿泊するのと、お手頃価格のビジネスホテルに宿泊する違い、というとイメージが付きやすいかもしれません。

例えば
お部屋の広さ、一般的な老人ホームは18平米前後(場合によっては13平米など)のお部屋が、お値段の高い老人ホームだと、50平米、80平米、100平米というように、お部屋自体が広く、設備も充実していたりします。

共用部分の設備でも、一般的な老人ホームは、大浴場や、一般浴室、機械浴室、食堂などがあるものの、高額なホームだと、シアタールームがあったり、フィットネスルームや、図書ライブラリー、中には大きなプールまである施設などもあります。


見た目ではわからない〝手厚い介護”

そして、なかなか見た目では気づかないのが、人員配置
介護付き有料老人ホームを例にとると、国の基準で定められている人員配置は常勤換算で、ご入居者様3名に対し、1名の職員基準があります。
しかし高額なホームであれば、通常の倍、ご入居者様1.5人に対し、1名の職員配置の施設があったり、中にはご入居者様1.25人に対して、1名の職員というケースもあります。 これだけで職員数は倍以上になり、当然の事ですが人件費かかります。言い換えれば「手厚い介護が可能な人員配置」である、という事が言えます。

ついでに申し上げますと、介護付き有料老人ホームの場合、看護師が日勤帯(日中の時間帯という意味です)に常勤している事が求められますが、高額な施設になると、24時間365日看護師さんが常勤しているのが最近では当たり前になりつつあります。

お昼間だけ看護師さんが勤務している老人ホームの場合、看護師さんは3名程度で、24時間看護師さんを配置するとなると、少なくとも5名以上の看護師さんを雇用し、シフトを組む事になります。

ここまで言うと、職員の人員配置が手厚く、かつ看護師さんが24時間配置されている老人ホームは、非常に手厚く安心できるサービスが提供される施設、という事でよいのですが、しかしながら、入居時0円で月々の費用が年金受給額内で収まる、という予算では介護職員が手厚く配置され、看護師さんが24時間常駐している施設へのご入居は非常に難しくなります。

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年金で支払える費用で選ぶ??

年金の受給額というのは、非常に差があります。
厚生年金企業年金などで、しっかりと毎月受給されている方(毎月20万円から25万円など)の方もいらっしゃれば、中には国民年金のみ隔月で受給されている方(一桁万円の方から20万円前後)という方までおられます。

費用面で老人ホームを探す場合、まずこの入居時費用が支払える予算、それと毎月の必要な費用を支払える予算、この2つの費用を鑑みながら老人ホームを選ぶ必要があるという事になります。


入居する方の介護度や身体状況での受け入れ可否

お身体のご状態の事
特別養護老人ホームの場合、今は要介護認定が3以上の方。というのが最低限の入居要件になっています。

値段が安いからと、選択する経費老人ホーム(ケアハウス)は介護ではなく自立生活ができる方。また認知症グループホームはその市区町村に住民票があり、認知症を患っている要介護認定者。 など、介護施設によって、身体的な入居要件があります。

一般的に介護施設を検討される方の多くは、介護が必要で介護認定を受けている方が多いのですが、中にはお元気なうちから生活ができる老人ホームをお探しの方もおられます。
また、反対に〝介護認定を受けているから、どこの老人ホームにでも入居できる。”と思っておられる方は、それ以上にいらっしゃるのではないでしょうか。

有料老人ホームの場合、
・お元気で介護認定を受けていない方でもご入居が可能なホーム
・要支援から要介護の方までがご入居できるホーム
・要介護認定以上の方が入居可能なホーム
という風に、入居要件が分かれています。

上記の3つ以外にも、認知症の症状が重い場合、具体的には暴言や暴力行為、自傷行為などの症状が顕著な方は受け入れが不可になるケースがほとんどです。
医療的ケアについても、在宅酸素人工呼吸器インシュリン注射褥瘡(床ずれ)なども、その頻度、度合い、量によって受け入れ可否は様々な点を考慮して判断されます。

サービス付き高齢者向け住宅の場合は、そのようなお身体の状態における入居可否がさらに顕著で、自立の方向けのサ高住では、介護が必要な方の受け入れ可否は、要支援までであったり、要介護でも要介護1程度の認定の方まで、というケースだったりします。

また要介護認定の方の受け入れがOKのサ高住でも、認知症の方の受け入れが不可と言われることも。。。

余談ですが、ある方が「介護サービスが付いていない、サービス付き高齢者向け住宅」と言われていました。ある意味的を突いた言葉だと思います。


こんな場所に住んでみたい!その想いが思わぬ落とし穴に・・・

場所の事
「今まで、街のゴミゴミしたところで住んでいたから、老後はのんびり海の見える自然豊かなところで暮らしたい。」
「温泉がすごく好きなので、のんびり温泉のあるホームに入居したい。」
そんな風に思う方も少なくありません。

私達のように普段元気に暮らしている者でも、老後はのんびり田舎暮らしをしてみたい。と思う事はよくあります。

が、しかし!!

例えば、大自然豊かな、都会の喧騒からかけ離れた素敵な場所に老人ホームがあったとします。そこは一目見て気に入るロケーションかもしれません。
とても気に入った!こんな処なら今すぐにでも住んでみたい!というケースも稀にあります。

でも、もう一度よく考えてください。
その場所はご親族が通いやすい場所でしょうか?
お孫さんが気軽に、おじいちゃん、おばあちゃんに会いに来れる場所でしょうか?

年齢を重ねれば重ねるほどに、お身体が不調になり、お医者様に受診する機会も多くなるかもしれません。
一般的な老人ホームであれば、そのホームと提携している訪問診療医や、提携先病院がありますが、病院だけは自分が通いなれた気心の知れた先生に診てもらいたい。もしくは家族に病院へついてきてもらいたい。そんな風に思う事はありませんか?

または、いつも老人ホームでの食事ばかりで、たまには家族と一緒に食事をしたい。と思うこともあるでしょう。
そんな時、ご家族が遠くの地に住んでおられると、その望みすら叶える事も難しくなります。

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食事のおはなし

食事の事
少し先ほども食事のお話しをしましたが、老人ホームなどの施設に入居すると、毎日の食事が一つの楽しみになります。

老人ホームのご担当者とお話しすると、みなさん「うちのホームは食事が自慢です」「食事が美味しいです」と言われる事がありますが、正直そのお話しをお聞きしても、私はすんなりと聞くこができません。

高齢者の方が施設にご入居される。
実際には様々な事を我慢をしながら施設入居をされる中で、せめて食事は美味しいのが当たり前でなければならないと思います。

毎日毎日、三度の食事が美味しくない処になど入りたくないのは、誰もが思う事です。
美味しいといわれても、味覚には個々の好みがありますので、1年365日全ての食事がお口に合うとは思えないですが、それでも少しは美味しいと感じれる食事が提供できない施設は論外だと思います。

施設見学をされる際には、できるだけお食事の試食もされてください。
ご本人様でなくても、ご家族であればご入居される方の味覚はよくご存じだと思います。
立地環境、価格、はバッチリ希望通りでも、毎日3度の食事が不味いと感じる施設はお勧めできません。


他のご入居者とのコミュニケーションも大切

ご入居後の人付き合いの事
ご入居される方は、お元気なころはどのようなお過ごし方をされていましたか?

ご近所付き合いを活発にされ、お友達が多くいらっしゃいましたか?
それとも、比較的ご近所とのお付き合いは積極的にされないで、ひっそりとお過ごしになっておられたのでしょうか。

〝老人ホームにご入居をされる”という事は「他のご入居者の方との共同生活」をする。という事です。
最近の老人ホームは、ほとんどが個室になっており、病院のような相部屋というお部屋は少なくなりました。 しかしながら、お部屋から1歩廊下にでると、そこは共同生活の場所になります。 ダイニングでのお食事や、リハビリルーム、アクティビティなど、様々な場面で他のご入居者の方と接します。

その点で大切なのは、見学の際にその施設の雰囲気とか、既にご入居されている方はどのような方が多いのか、ご本人がご入居された際に、お友達になれそうかコミュニティに馴染めそうか、という点もとても重要です。
ある老人ホームにご入居したはいいが、「お友達ができない」「ほかのご入居されている方とお話しが合わない」というケースなどのご相談が当社には寄せられます。


老人ホーム=特別養護老人ホームは 間違い!!

このように、老人ホーム選びには様々な条件が伴いますが、
老人ホーム=特別養護老人ホーム
という図式の選択ではなく、お探しの条件によって、施設選びをすることが肝要です。

お元気な方は、自立の方向けの施設や、比較的自立の方のご入居が多い施設。
医療依存度の高い方は、看護師さんが24時間常駐している施設や、医療連携がしっかりしている施設。
ご予算重視の方は、そのご予算に見合った施設など、
様々な条件を鑑みて施設選びをする事が大切です。


入居の順番を待たなくても老人ホームには入れます!

タイトルにもありますが、「老人ホームは入居者が一杯で、なかなか入れない」という印象は、特別養護老人ホームの入居待機者が全国で何十万人もいる。というニュースが先行しているので、その事が多くの方々の意識に浸透してしまっているようです。

確かに首都圏エリアの特別養護老人ホームでは、非常に多くお入居待機者の方がおられるのは事実ですが、特養以外の有料老人ホームや、サービス付き高齢者向け住宅などは、新規開設の施設も多く、お探しの条件によっては直ぐにご入居が可能な老人ホームや、サ高住も沢山あります。

このように一過性のニュースにとらわれる事無く、正しい情報を得ることで、お探しの条件により近い介護施設や老人ホームを探すことができますので、ぜひ私どもの紹介センターにご相談頂ければ、当社相談員がご入居までサポートさせて頂きます。

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田中 宏信
「関東有料老人ホーム紹介ンター」を運営する(株)エイジプラス東京支社 支社長。自身の両親の介護経験を活かし、同じように在宅介護でお悩みをお持ちのご相談者向けに、老人ホーム選びのアドバイスやセミナーなども行っています。
関東有料老人ホーム紹介センター 10:00〜17:00 ※土日祝は休み 北海道・東北・関東エリア 0120-605-419【通話料無料】