シニアライフ徒然草

ガンコなお父様の老人ホーム入居

今回のケースは、脳梗塞をされたお父様がお一人で暮らしているのは心配と、娘様からいただいたご相談です。お父様との関係はあまり良好ではないとのことでしたが、それでも娘様にとっては大切なお父様。放っておけず、長期間のご相談の末、2度の脳梗塞を経験された後にようやくホームへの入居を決心されました。

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一度目の脳梗塞、病院からホームへの入居を検討

今から約1年前に頂いたご相談をご紹介したいと思います。
お父様が脳梗塞を発症し、入院中しているとお嬢様よりのご相談です。
10年前に奥様を亡くされて、お父様がお一人で独居のご生活をされていたのですが、そのお父様が急に倒れられたとの事でした。
お嬢様は比較的近くに住んでいますが、正直お父様とは関係が良好でないとの事で、年に何度か顔を合わす程度だったそうです。

脳梗塞のあと、お父様が懸命にリハビリを頑張った甲斐もあり、お食事も自分で食べられるようになり、杖を使いながらゆっくりと歩行できるまでに回復されました。
訪問介護などを利用しながら自宅で頑張ることも考えましたが、病院やケアマネジャーからの勧めもあり、今後自宅で一人暮らしは危険との事で、ホームを探したいとの相談内容でした。

ただ一点、お嬢様が懸念している事がありました、それはお父様ご本人様の性格です。
昔から家族も困っていたほど頑固で、人の言う事を全く聞かない性格との事です。
老人ホームを探す事よりもお父様が納得してご入居するかどうか…
大きな不安を持ちながら、老人ホームを探す事となりました。


立地条件や食事の味付けも確認。条件はクリアしたが・・・

まずはご希望条件の整理です。お嬢様がお話しされたのは地域でした、生まれてからずっと住み続けている場所なので、大きく環境を変えたくないとの事でした。幸いにも、周辺にホームはたくさんあったので、この条件はクリアする事が可能でした。

次の希望条件はお食事です。好き嫌いが激しく味付けにもうるさいので、家族も困っていたとの事でした。お食事に関しては、ご本人様が試食をできる状況ではなかったので、お嬢様にご試食をしていただき判断するようにご相談しました。

最後の条件は外出・外泊ができるかどうかです。
お父様の性格上、いきなり老人ホームへのご入居を勧めても納得して入居するかどうか不安なので、自宅を処分せずに、環境に慣れるまでは自宅と行ったり来たりできるところという条件です。
危険は伴いますが、お買い物や自宅に外泊する事ができれば、ご本人を説得できるのではないか、とお嬢様は考えておられました。私もお嬢様のご意見には大賛成で、お父様の頭の中にある「老人ホーム」に対する悪いイメージを少しでも和らげることができるのではないかと考えました。

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「本人拒否」でホームの検討は白紙に

以上の希望条件を踏まえながら2件の老人ホームに見学に行かれて、そのうちの1件の老人ホームがご希望条件を満たす施設で、お嬢様からは具体的に話を進めていきたいとお返事をいただきました。
ここまでは非常にスムーズに話が進んでいったので娘様も喜んでおられましたが…
やはり、当初懸念していた通り問題が起きました。

本人拒否」です。お嬢様が思っていた以上にお父様のホーム入居に対する拒否感が強く、「絶対に入居しない」と譲りませんでした。

老人ホームに入居する前には、健康診断書の提出とホームスタッフが面談に来るのですが、健康診断も面談も拒否…完全にお手上げです。
強制的にホームにご入居頂く事も難しい状況だったので、最終的にはご本人の意思を尊重し、自宅に帰ることを決断されました。

この間、お父様の為に色々調べて時間を費やし、候補を絞って提案した娘様は、お父様が全く聞く耳を持たない事に対して非常にお怒りでした。元々親子関係も良くなかったとの事ですが、このことがきっかけで更に悪化したとお話しされていました。


2度目の脳梗塞で車いす、胃ろうの状態に

それから1年後…   お嬢様から連絡をいただきました。
お父様が脳梗塞をまた起こして、「入院する事になった」という事です。
これで2度目の脳梗塞です。前回は幸いにも軽症で済みましたが、今回は後遺症が残り、車イスでの生活を余儀なくされました。またさらに不運な事に、口から食事が摂れなくなり胃瘻胃ろう)を造設することになりました。こうなると自宅での介護が非常に難しくなるケースが多く、お嬢様も再度ホームを探す決意をされました。

私は老人ホーム探しをする前に、前回の事もあるので、ご本人様に先にお話をするようにお勧めました。
ところがお父様からは意外な答えが返ってきました。 「一日だけ考えさせてほしい」と。。。
以前のお父様からは想像できない答えにお嬢様も驚かれたようです。

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お父様もホーム入居を決心

結果として、自宅に戻ることは選択せずに、「老人ホームに入居する」とお父様からご回答をいただきました。
昨年探しておいたホームも候補にあがりましたが、昨年とはお父様の身体状況が大きく変化しています。またご自宅も処分されるという事だったので、今回はお嬢様の通いやすさも希望条件に入れ、医療・介護体制の手厚い有料老人ホームをお勧めし、ご入居していただく事となりました。

後日談ですが、ご相談をいただいた当初はお父様との関係性が悪く、年に数回しか会っていなかったとの事ですが、現在は毎月のようにお会いされているようです。


最善の入居のタイミングは、年齢や身体状況を鑑みて

老人ホームや高齢者施設へ入居するタイミングは非常に難しいのです。
ご入居を決心する条件として、年齢だけではなく、身体の状態も非常に重要なポイントです。
どのような身体の状態でホーム入居を検討するかによって、選択肢も異なります。選択するホームが変わることによって、費用面や立地、サービス体制も変わります。お困りの状況に合わせて、いかにスピーディーに、的確なホーム探しをしなければならないか、ということを学んだ相談でした。

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北野 優
介護施設で働いた経験があり、その経験を活かしご相談者様の目線に立ったきめ細かい相談を心がけています。 多くの皆様からのご相談に丁寧にご対応する事を信条にしています。
関西有料老人ホーム紹介センター【月〜金】10:00〜18:00【土】10:00〜17:00 ※日祝は休み 関西・中四国エリア 0120-65-6774【通話料無料】