シニアライフ徒然草

なかなか入居の決断ができない93歳の女性~その先には

そろそろ施設へ入居を、という思いでご相談に来られたものの、なかなか決断できないというケースは多々あります。誰にとっても、自宅が一番。施設が気に入らないのではなく、「入居する」ということ自体の決断が、まずは大きな第一歩となります。しかし、数年施設を検討されているうちに、身体状況は変化し、入居先も変わっていきます。悔しない選択と決断をして頂きたいと思います。

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ご相談の始まりは7年前

ご相談者様から弊社に、最初に相談があったのは7年前でした。当初は参考程度で、弊社発行の「住まいるケア」を定期的にお送りする程度のご相談でした。

昨年頃からお客様から電話がかかってくるようになり、「私も90歳超えたので、そろそろ考えたい」と言うお話でした。
お身体の状態としては、膝が悪いのですが、歩行もゆっくりなら可能で要支援とのこと。90歳代とは思えないほどお元気で、お話もしっかりされ、おしゃれなご婦人です。

私自身いつも真剣に対応させて頂いておりますが、今回はいつも以上に本気で施設をお探しだと思いました。
お話しをお伺いすると、お昼間は元気でも夜間の独居に不安があるとのこと。ヘルパーさんに来て頂いても毎日ではないし、何かあったとき、しかもそれが夜間となれば大変です。

ご要望内容は、「現在お住まいのご自宅から車で30分程度のところ」という条件があったので、ご提案する施設は限られていました。
しかしながら、お勧めしたい施設はすぐ見当がつきました。

早速に見学日を設定させて頂き、ご本人様を見学にお連れしました。
ご本人様に施設を見学して頂き、そこそこ気に入って頂いたご様子です。あとは子供たちに相談してからということになりました。


本人も気に入り、子供たちも賛成…。しかしまたも、先送り!

その後、遠方より2人の子供さんたちが来られ、一緒に施設見学をして頂きました。
お子さんたちも真剣に考えられ、お母様が施設に入居されることを願っておられました。
ということで、あとはいつからご入居ということを決める段階になりましたが、ご本人様がそこで、2~3ヶ月先みたいにすぐの話ではないからと言い出されたのです。

立地はよく、部屋の広さは要望よりは少し狭いですが、若干広めの部屋を提案頂くこともでき、予算も問題なかったはずなのに、見学時には気に入っていただいていたはずなのに、気に入らない点を言いだされることになりました。 それは、断る理由をあげるためだったと思います。


施設に問題はない、しかし“入居”を決断できず

私も、ご家族様も、正直タイミングとしては今だと思っていました。
ところが、いざ良いところが見つかっても、施設がどうのこうのということよりも、施設に入居するということに決断ができなかったのです。

こういうケースのお客様は他にもたくさんいらっしゃいます。ご自身がまだ元気であるがゆえに、まだ早いと思われてしまう。
お気持ちはよくわかります。施設よりも、住みなれたご自宅が一番いいということは。
しかし、ご年齢からみて、いつお体調が変化するかわかりません。それは明日かもしれませんし、明後日かもしれません。
ご自宅で倒れたまま、しばらく発見されなかった方、発見されず孤独死された方…。そうなる前に、ご身体のご状態が急に変わる前に、入居して頂きたいと思うのです。

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当初の希望から一転、介護施設へ入居することになったご夫婦の例

過去にも、70歳代の自立のお元気なご夫婦が高級な有料老人ホームを検討され、ご相談に来られました。弊社の施設の見学会にも何度か参加され、仲の良いご夫婦でした。
ところが、突然ご主人様が誤嚥性肺炎になられて入院、状況が悪化し、要介護5という状態になられたケースがあります。

それからというもの、奥様がご自宅でご主人様の介護をされるという日々が5年続きました。
あのとき、思い切って入居しておけば、また違っていたかもしれないと奥様はおっしゃいました。 とっさにおかけする言葉が見つかりませんでした。

それからもご相談が続き、ご主人様と一緒に入居できるところはないですかというお話でした。在宅で5年、奥様が全介助のご主人様の介護を一生懸命努められましたが、そろそろ限界がきたので、一緒に入居できるところがあれば入居したいということでした。結局、自立と介護の方が一緒に入居できるタイプの施設に入居されることになりました。


自分で選択できるうちに入居の決断を!

さきほどの、90代の方のお話に戻りますが、もし転倒されて、いきなり要介護状態になられたら、その時は子供さんが決められた施設、おそらく介護専用型の施設、お身体の状況によっては特別養護老人ホームに入居されることになるのではないかと思います。

数年施設を検討されているうちに、身体状況は変化をしていきます。決断を迷ったり、時期を先延ばしにすることによって、入居先は変化してしまうのです。決断することは勇気がいりますが、後悔しない選択をすることになります。 是非、後悔されない選択と決断をして頂きたいと思います。

記事 関西有料老人ホーム紹介センター 相談室長 植田恭子

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植田 恭子
日々多くのお客様からのご相談をお受け致しております。ご入居が決まったご本人様やご家族様からお喜びのお言葉を頂いた時は、この仕事に対してのやりがいを感じます。これからもその気持ちを大切に、常にご相談者様の立場に立った相談を心がけております。
関西有料老人ホーム紹介センター【月〜金】10:00〜18:00【土】10:00〜17:00 ※日祝は休み 関西・中四国エリア 0120-65-6774【通話料無料】