シニアライフ徒然草

介護の「PDCAサイクル」について

せっかく福祉用具を利用したのに、あまり効果が得られなくて結局やめてしまったことはありませんか?人の身体状況は、高齢者なら特に、変化するものです。一度福祉用具を利用して効果がなかったらやめるのではなく、対策が必要です。介護の世界では「PDCAサイクル」の考え方を推奨し、介護サービスに当たっています。

老人ホームのご相談、資料請求・ご見学はコチラをクリック


介護現場に照らし合わせたPDCAの定義

Plan
Plan(計画する)という意味をもつ「P」は、介護サービスを導入する前に、そのサービスが適切であるかどうかを検証します。
身体状況や生活環境を調べ、どのようなサービスをどの頻度で必要とするかを事業者、ケアマネジャーとご家族、ご本人としっかり話し合います。
そのサービスが、カタログスペックで本当に効果的か、課題を改善できるかを検討し、サービスを決定します。

Do
Do(実行する)という意味を持つ「D」は、文字通りサービスの開始です。
福祉サービスは実行をスピーディに行わなければなりません。緊急性が高く、最悪の場合けがや死に至る可能性があるからです。また事業者は、実行中の使用方法や制限など、注意事項を説明しなければなりません。

Check
Check(評価する)という意味を持つ「C」は、実行中のサービスが適切かどうかを再検証します。
介護者の身体状況は急激に変化することもあり、要介護認定が変わると可能なサービスも変わる場合もあります。
サービスの利用頻度、利用シーン、都合のよいところ、悪いところ等を洗い出します。
要介護認定が変化する前に行われるサービス担当者会議やカンファレンスもその役目を担っています。また、福祉用具貸与は半年ごとのモニタリングが推奨されています。福祉用具の点検だけでなく、モノのサービスであるため、定期的な使用状況の確認が必要です。

Action
Action(改善する)という意味である「A」は、Check(評価する)に基づき柔軟にサービスを変化させます
実行した介護サービスの悪い点を見つけることができたなら、その改善方法を探っていきます
例えば、訪問介護の件数をふやすか、通所介護を導入するか、はたまた福祉用具の追加や削減、交換が必要なのかなどを検討します。

そうして改善点を見つけることができれば、すぐに実行に移ります。「A」から「D」へとつながり、その後の評価を行います。

老人ホームのご相談、資料請求・ご見学はコチラをクリック


PDCAはサイクルであること

再検証をしたからと言って油断はできません。介護における身体状況は変化していくので、定期的な現状把握を行うことでまた別の改善点が見つかるかもしれません。
一度の再評価が終われば安心、ということではなく、サイクルとして繰り返し行う必要があります。


福祉用具のPDCAの例

PDCAサイクルをまわすのには、福祉用具で表すことが分かりやすいかもしれません。

例)
1・歩行時の転倒が不安の種である方に、歩行器が必要なのではないかと感じる担当ケアマネジャーがいます。

2・貸与事業者とケアマネジャーが現場へ行き、身体状況や移動範囲、使用シーンを想定し歩行器Aを使用することに決定します。
(小柄な方であるため、軽めの歩行器を選定しました。)←Plan,Do

3・実際に使用してみると、緩い坂道でも体が傾いてしまう、踏切をこえなければならず小さいタイヤでは転倒の恐れがあると発覚しました。←Check

4・貸与事業者はケアマネジャーに、少し重量は上がるが大きなタイヤ、もしくは前輪4輪タイプの歩行器の変更を提案します。←Action、Plan

5・その後、前輪4輪タイプ決定し、歩行器の交換はうまくいきましたが、転倒してしまいました。詳しくしらべてみると、玄関が滑りやすく、また段差があったとのことです←Do、Check

6・事業者は住宅改修での踏み台の設置を提案しましたが、住まいが賃貸で工事不可であることと、転倒により、屋内の移動も不安になってきたとのことでした。
貸与事業者は、貸与スロープの設置か、玄関に貸与手すりの設置を提案し、貸与スロープを設置し屋内、屋外ともに歩行器を使用することに決定しました。←Action、Plan

7・屋内でも使用することになり、幅の広い前輪4輪タイプよりもコンパクトなタイヤの大きいタイプに変更し、据え置きタイプのスロープを設置し、屋内、屋外ともに歩行器を使える状態になりました。←Do

このように、状況に合わせて福祉用具の交換や住環境の整備は行っていきます。制約があれば代わりの手段をいち早く見つけ、PDCAサイクルを回していく必要があります。

老人ホームのご相談、資料請求・ご見学はコチラをクリック


PDCAサイクルを体系化した書類

PDCAサイクルを実現するために、介護サービスの利用は計画書やモニタリングが存在します。
例えば福祉用具サービス計画書は導入理由や目標効果を書く必要がありますし、モニタリングシートでは使用状況のほかに達成度合いを書く欄を創らなければなりません。

参考:一般社団法人 全国福祉用具専門相談員協会 モニタリングシート
https://www.zfssk.com/youshiki/monitor.html


Planをどこまで深く掘るか

計画を練る際に必要な情報を、できるだけ多く収集することが、適切なサービスの実行へと近づくことができます。
情報を得るために、身体状況や住環境をくわしく調べる必要があるのですが、これを計画の前団塊として検証するという見方もできます。
つまり、Planの前にCheckをおこなう「CPDCA」という動きになります。


PDCAのサイクルを回し続ける事が重要

以上が介護サービスにおける、簡単なPDCAサイクルの説明です。
一度サービスを行ったら安心というわけではなく、PDCAサイクルを回し続けることが介護サービスの改善に必要です。
もしPDCAサイクルを回した結果、自力で生活することができるようになれば、介護サービスはひとまず安心となります。そうして負担のない生活が送れるようになるまで頑張っていきましょう。

老人ホームのご相談、資料請求・ご見学はコチラをクリック

老人ホーム紹介センター 住まいるケア 
北海道から九州沖縄まで、全国で高齢者設や高齢者住宅をお探しの方に、ご希望条件に沿って約4500件の有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅の中から、ご紹介いたします。ご相談実績は年間20000件、相談窓口は関東・東海・関西・九州にございますが、ご相談は全国各地から承ります、お気軽にご相談ください。経験豊富な当社相談員が最適な有料老人ホームや高齢者住宅選びのお手伝いを致します。
関東有料老人ホーム紹介センター 10:00〜17:00 ※土日祝は休み 北海道・東北・関東エリア 0120-605-419【通話料無料】