シニアライフ徒然草

認知症の症状が現れはじめ、在宅介護が限界にきたご相談

今までできていたことが突然できなくなる…。認知症の症状は突然現れるものです。今回のご相談は、在宅でお母様の介護を頑張ってこられたご長女様が、いよいよホーム探しを始められた経緯を含め、とても共感できる内容です。


近所に住むご長女様が 通いで身の回りのお世話

要介護1の認定をお持ちのご対象者(お母様)は、年齢は80歳代後半、要介護1に認定されていますがお身体は元気。自宅で介護保険サービスを受けられていますが、週に2回お掃除を頼んでいる程度だったそうです。その他の身の回りのお世話は、近所に住んでいるご相談者様(ご長女様)がほぼ毎日通い、お食事の用意や身支度などもされていました。


「エアコン操作がわからない…」と熱中症で入院

そんな生活が数年続いたある夏の日に、突然、お母様が体調不良で入院されました。
原因は、エアコンをつけずに、長時間窓を閉め切った部屋に居た為に、熱中症になったとの事。幸いにも発見が早かったので大事には至らず、すぐに退院されたそうです。

今までエアコンをきっちりと自分で操作してつけていたお母様がなぜ?と思い、ご長女様がお母様へ尋ねたところ、「エアコンの操作法がわからなかった」との事。
この事件が起こる前にも、最近急に物忘れやわからなくなることが多かったので、もしや認知症では?と疑い病院へ…。結果、認知症の初期段階と診断を受けたそうです。

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介護疲れのため、ご長女様が入院する事態に

当面は介護保険サービスを使いながら在宅での介護を頑張ろうと決断され、お母様の症状も日に日に落ち着きが見られて快方に向かっていたそうですが、今度はご長女様が介護疲れにより倒れて、2週間入院されてしまいました。

2週間後、お母様の様子に変化が…。
たった2週間で、今度は金銭管理ができなくなり、パニックになっておられたそうです。ご長女様と話をすると徐々に落ち着かれたが、ご長女様も体力の限界を感じ、こんな状態は長く続けられないと決断し、いよいよホーム探しをしたいとの事で相談に来られました。


いよいよホーム探し、希望はハード面の充実だが…

ご長女様のご希望は、大きく混乱しないように、お母様が住み慣れた地域を希望です。
お部屋の広さは少し広めで、キッチン等もあれば…との事で、ご相談いただいた時は、お部屋の広さやホームの設備、立地条件などのいわゆる「ハード面」を最優先に探したいとの事でした。

しかし、なぜホームを探すようになったかと考えてみると、ご自宅での介護が難しくなったことです。
大半の方は、ご相談者様と同様に立地条件やホームのしつらえ、居室の広さ等で入居を決断しがちですが、忘れてはいけないのが介護・医療の体制や、サービス内容、いわゆる「ソフト面」です。
ご相談者様も、お母様が認知症になってしまった以上、お母様と今後どういう関わり方をしていけば良いか、ホームに入居させて、環境の変化によって急に認知症が進行したりしないだろうか、と不安を沢山お持ちでした。

残念ながら100%要望を満たす事は難しいですが、優先順位をきっちりと話し合って、数ある中から2つの候補に絞り込み、見学をお勧めしました。


設備・居室の充実と、サービスの実績など「ソフト面」を比較

一つ目は、ご相談者様の希望通り「ハード面」を重視したホームです。自宅からも近く、自転車でも通えるほどです。居室も他のホームに比べて一回り広く、キッチンも居室内にあります。外観もとてもキレイで人気のホームです。もちろん介護サービスも対応して頂けます。割とお元気な方も入居されているホームです。

二つ目は「ソフト面」を重視したホームです。ご相談者様の自宅から電車で30分程の距離にあります。こちらのホームの特徴はずばり「人」です。
ご紹介したホームは、築15年以上経っていますが、何よりも数々の経験を積まれている事がポイントでした。このホームは他のホームに比べて介護スタッフ・看護スタッフの方がたくさん勤務されています。スタッフがたくさんいることによって、個別対応の面で非常に評判が良いホームです。

タイプの違う2つのホームをきっちりと見学していただく事で、ご相談者様が悩んでいた事もすっきりしたようで、結果、「ソフト面」を重視した2つ目のホームで入居の話を進めたいとおっしゃっていただきました。

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実母を安心して任せられる、サービスの実績で決断

決断されたポイントは「実績」との事でした。お母様の様子をホーム担当者の方に話すと、即座に過去の事例を交えて、とても具体的に相談できたことが印象的だったとの事でした。ここならお母様を任せられると思ったとの事です。

方向性は決まりましたが、ここからが一番難しい、ご本人様の説得です。
ご家族様の意向で無理矢理入居させることはしたくない。本人が入居する!と言ったうえで、入居させてあげたいとのご要望でした。


本人の納得のために、体験入居や医師から勧めを

大半の方がそうですが、喜んでホームに入居する方はいらっしゃいません。この方も例外ではなく、かなり入居拒否をされて大変でした。

そこで、ホーム側から一度体験入居に来られませんか?とお誘いがあり、お母様とも相談していただき、体験入居をしていただきました。
体験入居の感想を聞くと、思いのほか良かったとの事で、説得までもうひと押しのところまできましたが、決断するまでには至りませんでした。

ご長女様とも何度も相談を重ねた結果、主治医の先生から意見を言ってもらうのはどうか?との案が出ました。主治医の先生からも在宅での生活は今後不安があると以前から聞いていたので、ご本人様に直接お話をしていただく時間を作っていただきました。

こうして、色々な方のご協力をいただいて、お母様もある程度納得した上で、ご入居していただく事が出来ました。


目には見えにくい「ソフト面」の大切さ

ホーム選びをする際は、居室や設備、立地も大事でありますが、目では見えにくい部分の「ソフト面」がより重要です。サービスや今までの実績なども考慮した上でお探しされると、お選びいただける候補が増えます。当初考えていた希望条件も、時期や状況が変われば優先順位も変わってくることも、よくある事がおわかり頂けると思います。

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関西有料老人ホーム紹介センター 主任相談員 北野優

北野 優
介護施設で働いた経験があり、その経験を活かしご相談者様の目線に立ったきめ細かい相談を心がけています。 多くの皆様からのご相談に丁寧にご対応する事を信条にしています。
関西有料老人ホーム紹介センター【月〜金】10:00〜18:00【土】10:00〜17:00 ※日祝は休み 関西・中四国エリア 0120-65-6774【通話料無料】