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  • 高齢者に対する虐待について、少し違った目線から見てみましょう

高齢者に対する虐待について、少し違った目線から見てみましょう

高齢者虐待は最近のニュースでもよく取り扱っている大切は話題です。虐待は許されないことですが、場合によっては親切心からの行動も虐待として扱われている可能性があります。今回は虐待について知ることで、安全な介護をしていきましょう。


高齢者虐待の概要、種類

高齢者虐待とは、高齢者の権利、自由を侵害し尊厳を著しく傷つける人権問題のことです。

高齢者虐待の種類には
身体的虐待】【心理的虐待】【性的虐待】【経済的虐待】【介護の放棄・放任】などがあります。

身体的虐待は暴力的行為によって身体に「傷」や「アザ」「痛み」を与える行為や、外部との接触を意図的、継続的に遮断する行為です。

心理的虐待は「脅し」や「侮辱」などの言葉や態度、「無視」、「いやがらせ」等によって精神的に苦痛を与えることです。

性的虐待は、本人が同意していない、「性的な行為」や「その強要」をすることです。

経済的虐待は本人の合意なしに「財産」や「金銭」を使用し、本人が希望する「金銭の使用を理由なく制限」することです。

介護の放棄放任は、「必要な介護サービスの利用を妨げる」「世話をしない」ことによって、高齢者の生活環境や身体的、精神的状態を悪化させることです。

参考:東京都福祉保健局 高齢者虐待防止と権利擁護
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/zaishien/gyakutai/about/

法務省「高齢者・障害者の人権あんしん相談」
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken03_00035.html


こんなことも虐待になるの?

高齢者虐待は防がなければいけません。
しかしながら実は、介護の場面一つにも、気づかないうちに、知らず知らず虐待となってしまっている場合があります。
ここではいくつかの事例を挙げながら解説していきます。


事例1:転落のため、介護ベッドにベッド柵を四方を囲む行為

認知症患者等に見られることがあるベッドからの転落、もしくは徘徊のためむりやりベッドから降りようとすることを防ぐためにサイドレール等を使用し四方を囲み、外に出られないようにすることは、身体的拘束に当たります。

身体的拘束は高齢者の自由を奪う身体的虐待になります。

転倒防止を第一に考えるなら、低床ベッドにする、サイドレールを使いすぎないように気を付けることが必要です。


事例2:指のないミトンタイプの手袋をつける

認知症患者等にみられることがある、点滴やカテーテルを抜く、体をかきむしる等の自傷を防止するために、指のない手袋をつけることがあります。

身体拘束にあたり、虐待としてみなされる可能性があります。

指のある手袋に変更する、体をかきむしる原因を突き止めて対処する等の対策が必要です。


事例3:定期的に排尿を強要させる、そのために水分補給を制限する。

高齢者は新陳代謝が低下し排せつのペースが変化します。確かに排せつできないと病気の元となりますが、排せつは本人にとってデリケートな問題です。
排尿を強制するために無理やりトイレに行かせたり、水分補給を制限したりすることは。。

→性的虐待、身体的虐待になる可能性があります。


事例4:転倒防止に車いすベルトを常時着用する。

車いす利用時、体幹が弱く常に傾いており車いすからの転倒、転落防止に車いすベルトを常時着用することは。。

→身体拘束により身体的虐待にあたる可能性があります。

無理やりに降りようとせず、体が傾く場合は姿勢の問題か、車いすの機種が身体にあっていない可能性があるため、車いすの再選定やフィッティングが必要です。

参考:虐待に関する厚生労働省資料
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/08/dl/s0801-3k10.pdf


「本人のため」が虐待につながる可能性

以上の事例は介助者が介護のためによいと思って行いがちなパターンです。
何をもって虐待とするかをしっかりと把握していなければ、本人のためだと思っている行為でも虐待となってしまう可能性があります。
介護について一人で悩むよりも、周りの人や専門家にアドバイスをもらうほうがよほど本人のためになります。

もしかしたら、意図的な虐待よりも、虐待と思わずにしている行為が虐待である、ということがあるかもしれません。年配の方によく見られる、
その人のためを思っての「おせっかい」が実は虐待を誘発している、というケースが潜んでいるという事を知っておく事が大切ではないでしょうか。

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