シニアライフ徒然草

高齢者疑似体験をしてみました。

私たち関東有料老人ホーム紹介センターでは、関東エリアで事業を行っている、老人ホーム紹介事業者の集まり(シニアホーム入居サポート協会)に参加しています。 その会では、月に一度勉強会を開催し、その都度様々なテーマに沿って勉強をしております。

※衛生上ゴーグルにティッシュを挟んでいます


高齢者疑似体験セット

今回2016年2月は、高齢者の方の疑似体験をしてみよう。という事で、東京都港区の社会福祉協議会さんにご協力頂き、高齢者疑似体験セットをつかって、実際普段私たちが接しているお身体の不自由な高齢者の方の、身体機能について学びました。

身体に様々な装具を装着し、身体の動きや機能を強制的に制限します。 ここでは、どんな装具があるのか、まずご紹介したいと思います。


80代の身体機能低下した高齢者疑似体験セット

※衛生上ゴーグルにティッシュを挟んでいるので少し不細工ですが・・・

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今回体験するのは、身体機能が低下している80代の高齢者を想定しています。

身体に装着するパーツはこんな感じです。
1、足首装着用重り(両足首に重りの入ったアンクルホルダーを装着します)
2、膝用サポーター(両ひざ関節をサポーターで固定し、ひざ関節が曲がりにくくいします)
3、手首装着用重り(足首と同様手首にも重りの入ったホルダーベルトを装着します)
4、肘用サポーター(両肘をサポーターで固定し、腕が曲がりにくく制限します)
5、ベスト(左右に二つ、計4つのポケットがあり、砂袋の重りを入れる事で、上半身の重量を増やします)
6、ゴーグル(これに、視野狭窄用や白内障、全盲用のフィルムを装着し、視界を悪くします。)
7、イヤマフ(ヘッドホンを装着する事で、聴力を弱くします)
8、手袋(半ミトンタイプの手袋をする事で、指先の動きを制限します)
9、杖(身体機能を制限し歩行体験をする際に使用します)

※衛生上ゴーグルにティッシュを挟んでいます


いよいよ、体験スタート

と、このような装具を全身に装着し、様々な体験をしてみます。 まずは、椅子へ座ったり、立ったりという動作を行いますが、膝関節が制限されているので、すっと座る事ができません、杖を使って体重を支えながら、ゆっくりと膝を折り座り立ちを行います。

次に、歩行です。 杖を使って、まずは建物内を歩いてみます、視界が抑制されて(私の場合は白内障用のゴーグル)目の前に霞がかかった状態(濃霧の中を歩いている感じ)なので、足元が通常よりよく見えません、また視界が悪いので横から人が出てきたりすると気づくのが遅れます。

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そして、階段の上り下りです。 階段の上り下りは、健常な高齢者の方でもリスクが高いので、今回は補助薬がサポートし、転倒を防ぎながらの階段の昇降です。 登りは、膝関節が曲がりにくいので、少し不便さを感じますが、杖を使いながら登ればなんとか上る事ができます。しかしベストに重りを入れているので、階段を何階も登り続けるのは困難です。 そして1フロア上がったところでUターン、今度は階段を降ります。 一番危険なのは、視界と視力を制限されているので、足元がとても見づらいという点です、それに加え膝が曲がりにくいので、今回体験した人たちも階段の降下に不安を感じた参加者も多かったようです。

他の人に見守られながら、階段を降ります

独りでの上り下りは、手すりを使うケースも多いですが、
それでもかなり危険です。↓↓

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階段では見守りが無いと不安なのと、かなりリスクが高くなります。
この画像では、ちゃんと見守りがカメラの側で待機しています

          ドキドキ・・・


自動販売機でお買い物

階段から降りると、次は自動販売機で、お茶を買ってみます。 指の動きも制限されているので、硬貨がつかみにくく、また手袋をしているので、指先の感覚も鈍く、白内障の場合、色が良くわからず、手触りもわかりにくい場合、硬貨を区別できない事がわかりました。 また、バリアフリータイプではない自動販売機の場合、腰を曲げたり硬貨投入口がわかり辛かったり、自動販売機を利用するだけでも健常者とはかなり違う事を実感できます。

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次に文字を書いてみます。 白内障のフィルタをかけると黄色の認識がほぼできません、黄色い文字や色が認識できないので、実は注意喚起の黄色という色が認識できない事が実感できます。 黒色や紺色など、濃い色であればまだ確認できますが、文字が小さいと何が書いてあるのか理解はできませんでした。

黄色のマジックペンで自分の名前を書いてみましたが、文字はほとんど見えていません。


相手の立場になってみないとわからない事

とこのように、実際に運動機能、視力、聴力が低下していると、かなり日常生活に不便が生じる事が実感できます。 頭では何となくわかっていても、自分自身で経験してみる事が、身体機能の低下している高齢者の方の気持ちがよくわかる貴重な経験をさせて頂きました。 ぜひ皆さんも、機会があれば体験してみては如何でしょうか。

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各自治体の社会福祉協議会では、高齢者疑似体験セットのレンタルをしていますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
以下 一例です

名古屋社会福祉協議会
http://www.nagoya-shakyo.jp/houjin/v_room.html

市川市社会福祉協議会
http://www.fukusi.jp/21600.html

文京区社会福祉協議会
http://www.bunsyakyo.or.jp/service/volunteer/volunteer_rental/

大阪市社会福祉協議会
https://www.osaka-sishakyo.jp/fukusi_kyoiku/

田中 宏信
「関東有料老人ホーム紹介ンター」を運営する(株)エイジプラス東京支社 支社長。自身の両親の介護経験を活かし、同じように在宅介護でお悩みをお持ちのご相談者向けに、老人ホーム選びのアドバイスやセミナーなども行っています。
関東有料老人ホーム紹介センター 10:00〜17:00 ※土日祝は休み 北海道・東北・関東エリア 0120-605-419【通話料無料】