シニアライフ徒然草

Sアミーユ川崎幸町転落事件で逮捕

一昨年の平成26年に相次いで転落死のあった、神奈川県川崎市にある有料老人ホーム、Sアミーユ川崎幸町の元職員、今井隼人容疑者を神奈川県警が逮捕した。今井隼人容疑者は当時マスコミの取材にも関与を否定していたが、逮捕後は容疑を認めているようだ。


元職員、今井隼人容疑者を殺人容疑で逮捕

今井隼人容疑者は、一昨年11月に87歳の男性入居者が転落死亡した際も、同年12月のに86歳の女性、同12月96歳の女性が転落死した際もSアミーユ川崎幸町に勤務していた。
報道によると今井隼人容疑者は、逮捕後容疑を認めている。


問題が起こる施設は、一つだけの問題にとどまらない

老人ホームにおける問題の場合、多くは人的要因と言っても過言ではない。
特に問題が発生する施設には特徴があり、問題の発生は一つだけにとどまらない場合が多い。
今回のSアミーユ川崎幸町においても、今井隼人容疑者は3人の殺害を行っているが、これ以外にも、施設入居者の現金を盗む窃盗行為を行っている。また別の職員による、入居者への虐待行為も発覚しており、様々な事件が起こっている。

では、何故このような事件事故が多発するのか?
それは施設運営会社側の問題と、職員の問題という2つの側面を持っています。
そもそも、そのような問題を起こす職員自体に問題があるのは事実ですが、おそらく問題を起こす職員は、大きな事件や問題を引き起こす前に、小さな問題を引き起こしている事がある。その際に施設運営側が、その小さな問題をしっかりと顕在化させ、小さな問題と捉えずに、小コミにティの施設単位ではなく、会社全体として他の施設でも同様の事が無いか、小さな問題として捉えずに、他の施設でも起こる可能性を考えて、会社全体で問題に対して向き合い、対策を練り、改善を実行する。これは会社全体だけではなく、一人一人の職員の行動、意識改革をしっかると行うという事になります。


現場に任せている=経営側の自己保身

過去に事件や問題を起こしている施設に良くあるケースは、今回のメッセージでも同様ですが、企業の経営側の立場の人たちは、現場の事は現場に任せている、「施設長」「エリアマネージャー」「スーパーバイザー」等に任せてるという回答をするケースが多い。
これは、「現場主義」「現場に決済を与えている」などという、体裁の良い回答に聞こえるが、事件や問題が発覚した場合には、「経営側の自己保身」「責任回避」「言い訳」でしかない。
実はこの事を自覚していない、残念な高齢者施設運営事業者(経営陣)が少なくない。
このような経営手法であれば、経営側が現場の状況を把握する事は難しく、またこのような考えが会社の総意として捉えらている場合、各施設の管理が現場責任者任せになってしまい、現場責任者の能力が低ければ、問題が発生する前に対策を練る事も、事件や事故が起きた際に、正しい対応をする事も出来ないのは自明の理ではないだろうか。

関東エリア施設へのご相談、資料請求・はコチラをクリック

田中 宏信
「関東有料老人ホーム紹介ンター」を運営する(株)エイジプラス東京支社 支社長。自身の両親の介護経験を活かし、同じように在宅介護でお悩みをお持ちのご相談者向けに、老人ホーム選びのアドバイスやセミナーなども行っています。

関東有料老人ホーム紹介センター 10:00〜17:00 ※土日祝は休み 北海道・東北・関東エリア 0120-605-419【通話料無料】