シニアライフ徒然草

植田秀一のシニアライフ徒然草【vol.1】

以前不覚にも肩の腱板を損傷し、修復手術で一週間ほど入院していた経験があります。 治療は入院を伴い、短い入院生活ではありましたが、その当時色々考えさせられる事がありましたので少し書かせて頂きます。


腱板断裂で入院

2015年3月某日(手術前日)某病院に入院してみますと周りは腱板断裂で手術をした人が多く、殆どは高齢者で50代の私は若い方です。

当然の事ですが入院したその日から生活は一変し、何から何まで担当医と看護師さんの指示通りの受け身生活(まぐろ状態)が始まります。「お熱と血圧測ります」「お食事です」「お食事下げます」「明日は手術なので早く寝てください」「お早うございます、お熱測ります」「手術室行きます」「植田さん、終わりましたよ」「点滴します」「体拭きますね」「食事です」
その度に「ハイお願いします」「有難うございました」の繰り返し。

手術の翌日リハビリを兼ねて病院の外へ出ようとしたら、警備員さんが「入院患者さんは外出許可がないと出れません」ならばと看護師さんへ外出許可を申し出ると、「万が一転倒したら危険なので後3日なんですから我慢しておとなしくしていて下さい」絶句!
本当は煙草が吸いたかっただけなんですが・・・(笑)

人は寝たきりでいると1日1%筋力が低下すると言われています。
高齢者の方の場合、その低下スピードはそれ以上です。もちろん治療する事が最優先なので仕方がない事ですが、これでは肩は治ってもそれ以外の筋力は低下し、モチベーションまで下がってしまいます。
私の場合は短期入院なのでそれほど影響はありませんが、1ヶ月を超える長期の場合、筋力低下や精神的な影響は、その後の生活にも影響を及ぼす可能性があります。

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入院生活で失われる筋力と、足腰の低下により失う楽しみ

同室の方々は様々で、お喋り好きで歩き回って色んな人とお話しされるAさん。話好きだが殆どベッドの上にいらっしゃるBさん。話も歩きもしないCさん。
Aさんは70代後半にもかかわらず病室でタブレット端末で株取引をされ、ゴルフが好きな典型的なアクティブシニアです。私が残念だったのはAさんが「もう足腰弱ってるし、肩も痛めたのでもうゴルフは止めようと思う」と言われた事です。
残念ですが、多くの高齢者はこうして人生のやりがいや、楽しみを失っていくのかなと悲しい気持ちになるとともに大いに考えさせられました。

高齢者の方が老人ホームに入居(病院に入院)すると、かなりの割合の方が一時的にADL(日常生活の動作能力)が低下するという話を聞いたことがあります。
老人ホームは家事労働から解放されて、介護や医療サポートを受けて安全・安心に暮らせる反面、受動的な生活パターンになり身体能力やモチベーションが低下する傾向があります。また認知症の症状が悪化するケースもあります。
もちろんこれは個人差があり、性格や身体能力の差も大きく影響します。
例えば社交的で活動的な方と、お部屋に閉じこもりがちな人とではADLや筋力に大きな差が出て来ます。


手厚い介護≠本人の出来る事を奪うこと

“手厚い介護”とよく言われますが、手厚い介護とは入居者の出来る事を根こそぎ奪ってしまう事ではなく、出来る事は可能な限りご自身でして頂き、それを見守る事ではないかと思います。
人は何かしら仕事(用事、役割)がないと生きていくモチベーションを維持出来なくなってしまう様な気がします。
またご入居される側もすべてをホームに委ねるのではなく、入居されてからも可能な限り自活する気持ちを持ち続ける事が大事だと思います。

最後に、弊社が提携しております多くの施設では、リハビリやADL(日常生活動作)の低下防止のために、日夜取り組んでいるホームがたくさんありますので、弊社紹介センターにお気軽にご相談ください。
「たった5日の入院でわかったような様な事を言うな」と叱られそうですが、この投稿をお読みの皆様が、有料老人ホームや高齢者住宅を探す上で少しでも参考にして頂ければ幸いです。

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記事 株式会社エイジプラス 代表取締役 植田秀一

植田 秀一
株式会社エイジプラス代表取締役 10年以上の紹介会社運営実績があり、全国の老人ホームのコンサルティングなども手掛ける。

関西有料老人ホーム紹介センター【月〜金】10:00〜18:00【土】10:00〜17:00 ※日祝は休み 関西・中四国エリア 0120-65-6774【通話料無料】