シニアライフ徒然草

介護目線での「ヒヤリハット」とその予防

介護において重要なことの一つに、事故をしないことがあります。もしも事故を起こしてしまうと様々な問題が起こります。体調、生活状況等大幅な変化や制約が加わるかもしれません。介護者の身体状況や生活環境によって注意しなければならないことは様々ですが、常日頃からどのような危険があるかを意識しておく必要があります。


日常に潜在する危険を顕在化する

「日常に潜在する危険を顕在化する」といえば難しそうに見えますが、とても簡単なことです。日常生活の中で「ここはもしかしたら危ないかもしれない」と思うことをリストアップしていけばよいのです。
日常生活のなかで「ここは危ないな」や「これはもしかしたら危険があるかもしれない」という箇所は思い浮かぶでしょうか?もしかしたらここは危ない。もしくは、以前、ここでこんなことがあって怖かった。それらは、「ヒヤリハット」と呼びます。

今回は、よくあるヒヤリハットを知ることで日常生活での危険を意識できるようにしていきたいと思います。


日常生活のヒヤリハット

日常生活といっても様々なシーンがあります。
包括的に見るのではなく、一つ一つ見ていきましょう。

a:屋内でのヒヤリハット
・玄関上がりかまちでのつまづき、転倒
・屋内段差でのつまづき、転倒
・物、コードのつまづきによる転倒
・火の元の不注意による火事
・キャッチセールス、詐欺

b:屋外でのヒヤリハット
・坂道での大量消耗
・交通事故
・踏み外しによる転倒
・杖先ゴムの消耗による滑り
・福祉用具の整備不良による故障
などなど。あげてみれば、キリがないように思えますが、考えうる限りをあげていくことが重要になります。

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顕在化すれば対策ができる

無数にあるかと思われる日常生活でのヒヤリハットですが、あげていくうちにある種の「法則性」が見られます
つまづきの心配が多ければ、歩行状態に問題があるのか、もしくは屋内での生活導線、外出での歩行ルートに問題があるのか。対策を打つべき個所が見つかるはずです。
福祉用具の導入や、家族やヘルパー等の付き添い、歩行ルートの検討も考えることができます。バスや電車に乗らなければならない場合、入口への経路等も考えることができます。
屋内では住環境整備の必要性を見つけることができます。可能かどうかも含め、対策を考えることも、ケアマネジャーに相談することもできます。


顕在化しなければいけない理由

危険であればそれを避けることで解決できます。それは対策を考えるよりも簡単です。
しかし、危険にふたをし続けてしまうと介護者本人の可能性を狭めてしまいます。それは本人のQOL(生活の質)を低下させてしまう恐れもあります。
ご本人の可能性を広げるためにも、ヒヤリハットのリストアップと予防が必要になってきます。


福祉用具のヒヤリハット

最後に、「できないことをできるようにする」道具である福祉用具を使用する際のヒヤリハットを少しご紹介します。

使用を誤ると重大な事故につながる可能性があるものばかりなので、注意が必要です。
これらを知っておくことで自分の場合はどうか、福祉用具じゃなくても、誤った使い方をしていないかを改めて考えるよい機会でもあるので、ぜひ目にとどめておいてください。
また、整備不良による事故も考えうることです。定期的な点検が必要になります。

以下に参考事例として列挙致します。

車いす
・駐車ブレーキをしないまま座り、車いすが後退し座り損ね高等部を打った。
・ブレーキが消耗し、下り坂で止まらなくなった。
・フットプレートが外れ、足が地面に擦れてけがをしてしまった。

ベッド
・ベッド柵に腕を通し、挟み込んでしまった。
・マットレスがずれて、ベッドからずり落ちてしまった。
・ベッド柵を支持し起き上がろうとし、外れてしまった。

歩行器
・体格と歩行器のサイズが合わず、腰を痛めてしまった。
・急カーブをしようとし、歩行器ごと倒れてしまった。

参考:テクノエイド協会/ヒヤリハット情報
http://www.techno-aids.or.jp/hiyari/

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