シニアライフ徒然草

急増する高齢者ドライバーの交通事故

厚生労働省の発表では、軽度認知症の高齢者による交通事故は年々増加傾向になります、高齢者の7人に1人は認知症を発症し、新道路交通法では高齢者の自動車免許の更新には認知症の疑いのある方には医師の診断書が必要になりました。


認知症高齢者による交通事故

厚生労働省によると、高齢者の7人1人は認知症を発症し、軽度認知障害(MCI)である正常と認知症の中間に該当する人は、4人に1人と推計(※1)しています。

認知症の予備軍ともいわれる「軽度認知障害(MCI)」は65歳以上の高齢者では、全国有病率推定値は約13%と全国で380万人にものぼり(※2)、認知症患者は増加傾向であると位置づけられております。

そんな中、認知症の高齢者による交通事故が、全国各地の一般道・高速道路で多発し、死亡事故につながるケースもあります。 警察庁によると2013年1月から9月までの高速道路逆走件数は全国で165件。そのうち認知症だった人は23件にも及びました。(※3)

新しい道路交通法改正では「高齢者ドライバーの免許更新」には、認知症疑いのある高齢者には医師の診断が義務化されることが盛り込まれるなど、高齢者にとっては生活環境に影響が起こることは避けられないと思われます。

なぜ? 
認知症高齢者の高速道路逆走を防げないのでしようか。

認知症について調べてみると「記憶障害」にもいろいろなパターンがあることが分かりましたが、誰でもできる簡単な予防法がありましたのでご紹介したいと思います。
まず始めに、事故の要因である認知症患者について考えていきましょう。

(※1)出典 厚生労働省 新オレンジプランより 

(※2)出典 厚生労働省  認知症高齢者の現状(平成22年)  

(※3)出典 日本経済新聞

同(※3)出典 北海道新聞 


認知症って物忘れのこと?

認知症の線引きをするのは素人では難しいことですか、専門医の先生にお話を伺うと「物忘れが多くなる」ことが認知症の初期症状であると教えていただきました。

症状は人それぞれですが認知症になったからといって、何もできなくなるわけではなく、「しっかりできる部分」と「違和感をかんじる部分」が混合することが多いそうです。
また、認知症になると記憶力が低下して「物忘れが多い」というイメージもありますが、人によっては考える時間が長く与えることで受け答えができるそうです。 介助者と高齢者の会話では、ゆっくり答えを待ってあげるような工夫をすることが、相手とのコミュニケーションを円滑にするためコツです。

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高齢者は車の運転が突然苦手になる?

車の運転で重要なのは、運転技術と状況に対する判断能力と考えてしまいますが、認知症患者の特徴として「機械操作が苦手となるケース」もあるのです。

長年、車を運転していた人が突然できなくなる?

そんなことがあるのでしょうか。 なかなか想像しにくいことですが、「アクセルとブレーキを間違えてコンビニに突っ込む」事故が多いことを考えると、嘘ではなさそうです。
その他、日常生活での認知症高齢者の障害として・・・・・・。
・地下鉄の券売機で切符が買えない。
・改札口を通過できない。
・銀行のATM操作がわからなくなった。

共通しているのが、目で見て理解できる動作以外ができなくなってしまったことです。 つまり「年寄りだから機械操作が苦手なのではなく」使えなくなってしまったというのが真実なのではないでしようか。
私たちの暮らしは機械化で便利になる一方で、高齢者にとっては不便な世界なのかもしれません。


認知症が予防できる?

もう一つ、認知症について興味深い情報をお伝えしたいと思います。
2014年11月 米国ワシントンD.Cで開かれた北米神経科学学会、肥満体型の方は認知症になるリスクがあることか発表されました。
さて、認知症と肥満にどのような関係があるのでしょうか?
学会発表によると、人間の記憶をつかさどる脳の一部「海馬」が肥満によって収縮率し、アルツハイマー病に近い状態であるようです。研究によると記憶をつかさどる海馬は、体重の増加によって収縮する可能性があり、被験者のデーターによると肥満の方は1年で2%の海馬が収縮する傾向にあることがわかっています。
具体的なメカリズムまでは解明されていませんが、肥満解消で認知症のリスクが軽減できるというのは認知症を避けたい方にとっては朗報です。
健康診断でメタボぎみな40歳以上の方は、認知症予防のために脂肪を減らすことをお勧めします。


高齢者ドライバーは「物忘れ」を感じたら卒業しましょう

免許がなくとも暮らしていける都会に比べ、移動距離が長すぎる地方・農村部では、もみじマーク(高齢運転標識)を付けた75歳以上の高齢者が目立ちます。
地方で生活する高齢者にとって車は生活必需品。地方は交通機関が充実している都市圏とは異なり「病院への通院」「買い物」など車を使う80歳を超えるドライバーが多いのが現状です。
極端な話をいえば、認知症さえ患わなければ、いくつになっても車の運転は可能ですが、「物忘れ」を認知症の初期だと認識できる高齢者はいないと思います。
都会で暮らす家族にとって80歳過ぎのご両親・祖父母が車の運転をすることは、やめてほしいというのが本音なのではないでしょうか。肥満以外も加齢が要因で認知症を発症する高齢者は90歳で5割、95歳で8割というデータもあります。
運転を卒業するタイミングは「物忘れ」を感じたときなのでしよう。

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